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後催眠読了

後催眠 完全版 (角川文庫)後催眠 完全版」読了です。
これはまた違ったジャンルに仕上がってますね。
読んでるとかなりダークな心境になってきます。そして、何となく自分にも当てはまる部分なるなって感じてしまうところも・・・
嵯峨さんの出てくる催眠シリーズではあるものの、話は彼が臨床心理士の資格を取る前の出来事。
ある事件がきっかけで、神経症という心の病が再発してしまう木村絵美子。
そこに現れたのは失踪中の精神科医深崎透。癌を患い、余命いくばくもない彼がかつての患者を救うためにカウンセリングに乗り出す。

神経症。
この本の中で出てくるこの病気、怖いですね。
身体の病ではなく、心の病。

気分がいいときは世界が温かく感じ、ふさぎこんでるときはすべてが悪いほうへ感じられる。
そんなことは誰にでもあるはず。
この小説の中で語られる神経症の状態って、たぶんこのふさぎこんでる状態が延々と続くことなんでしょう。
悪いほうへ、悪いほうへと想像を膨らませてしまう。
自覚があって、それに抵抗しようと試みても、その無理がますます心に負担をかけてしまう。

神経症患者である木村絵美子が深崎透との対話の中で、少しずつ回復へ向かっていく。
そして、それを阻止するかのように向けられる悪意。

彼女の中で暴風雨のようにかき乱される思考と感情の嵐。
おもしろいけど・・・かなり尾を引きますね、これ。







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